自分の生活をまず作ること
私は、よほどの子供(高校生とか)でもない限り、女性は自立して欲しいと思うのです。
いい恋愛がしたかったら、精神的自立なくして、成り立たないと私は確信しています。
もちろん、そうではない「いい恋愛」もあるのかもしれませが、もしかしたら本当のことに気づいていないだけかもしれません。
気づいていないのは、「知らぬが仏」なので、いいのかもしれません。
でも、大抵は、振られたり、冷たくされたり、ひどいことをされたりして、どうして私がこんな目に…と思って、そこで初めて気がつくということが多いのではないでしょうか。
でも、また、その大半の女性が、気づかないまま、次の恋愛をするので、同じ結果の繰り返し。
その負けの気持ちが染み付いてしまって、振られるのを呼ぶということもあると思うのです。
本人が「大事にされない」状態に慣れてしまっていては、いい恋愛は難しいです。
一度、リセットしませんか!?
1人で精神的に自立するというのは、一人暮らしに似ています。
親と同居でも、姉妹同じ部屋であってもいいのです。
頭の中でイメージしてみてくださいね。
ここでは、金銭的なことは考えず、イメージだけしてください。沢山、欲張って下さいね。
大事な自分のために遣うお金だし、大事な自分のための部屋なのですから、大いに欲張って欲しいのです。
まず、あなたは、自分のために部屋を借ります。
会社や学校から通いやすい部屋です。
3階がいいな、南向きがいいなと、選んで決めた部屋です。
好きな家具を選びに行きましょう。
白のチェストがいいかな。ここには木の大きなテーブル。いや、やっぱり小さめがいいかな。
木目がいいと思ったけれど、タイル調もいいかもしれませんね。
カーテンは何にしましょう。
ピンクが可愛いけれど、案外、ベージュも落ち着いているかもしれません。
ランプのシェードはどうしましょう。
台所用品も買い揃えたいですね。
でも、どのくらい料理するか、実際に少し暮らし始めて考えてもいいですよね。
一気に買うより、暮らしながら、少しずつ、本当に自分がほしいものを、統一して購入する方が飽きがこないかもしれません。
自分の精神的自立はこんな風は部屋選びに似ています。
学校や仕事の往復だけではつまらない。
じゃあ、ちょっとテニスでも習ってみようかな。習ってみたけれど向かなかった。
お料理習ってみようかな。
それともパソコン検定でも受けてみようか。
それより、仕事にもっと頑張るって意思表示して、上司に目をかけてもらおうか。多少の残業は覚悟で。
洋服だって、今はベーシックな雰囲気が好きだけど、今しか着れないフリルも着てみようかな。
髪型はどうしよう。
そんな風に、まず、自分の生活を考えて欲しいのです。
そこに、友人や恋人が入るのは、まず、自分の生活が確立してからにして欲しいと思うのです。
なぜなら、また、空想に戻ります。
自分が引っ越したばかりの頃、突然、1人が淋しくなって誰かいないかなと思っていたら、たまたま参加した飲み会で、まあまあ好みの男性と意気投合。
彼が部屋に転がり込んでくるのです。
一緒に暮らすつもりはなかったのに、彼はあなたが好きだし、あなたも一緒にいたいし、一人暮らしも二人も一緒かと思い、彼を受け入れます。
彼は自分のアパートから机だの椅子だのを運び込みます。
買おうと思っていたランプなんて、邪魔になるだけ。やめておきます。
ゆっくりしようと思っていた休日、彼は突然友達を連れてきます。疲れていても笑顔。
次の週、彼と一緒に海に行く予定だったのに、彼は急に仕事が出来て出勤。
淋しい気持ちを持て余してしまいます。
友達を誘っても、誰1人、つかまりません。みんな、デートに、趣味に忙しいのです。
やっと掴まった友人は、友人とも呼べないような同僚1人。
一緒にいても退屈だけど、1人で過ごすよりはいいかと、ランチ。
会ってみてやっぱり面白くなくって、これなら1人で漫画喫茶にでも行った方がいいかと思うくらい。
でも、そういう場所に行けば、カップルの声がうるさくて集中できないのも分かっているのです。
自分だけの部屋、自分だけの暮らし、自分だけの時間はどこにあるのでしょう。
始終、彼中心、友達中心で動いていると、自分で自分の時間を遣うことが出来なくなっているのです。
話は本題に戻ります。
ここまで書けば分かるでしょうか。
まず。自分です。
自分の人生、自分の一ヶ月、自分の一日を、自分1人で運営してください。
やらなければならないことはやる。
それ以外の時間は全部、自分のために遣って欲しいのです。
もちろん、親と同居なら、親との時間も必要でしょう。
その上での友達や恋人です。
自分がないのに、人と付き合うのは自殺行為に近いです。
振り回されて、自分だけが損しているような気になって(実は損している訳ではなく、自分が好きで振り回されていることに気づいていないのですが)しまうかもしれません。
自分の足で歩ける人は、やっぱり自分の足で歩ける恋人や友人ができると思います。
自分の足で歩けない人は、自分の足で歩けない友人や恋人ができるでしょう。
歩けないもの同士が付き合うと、寄りかかっていなくてはいけないので、お互いにかなり歩きづらい。
不満も出るでしょう。
やっぱり自分のレベルに相応しい人が寄って来るのだと思います。
恋人に不満がある人は、自分を見つめることで解決することもあると思います。
自分を見つめるためには、1人になる時間が必要です。
自分の生活や、精神を自立させて、いい恋愛を引き寄せてくださいね!